活動報告

小規模校の子どもは人間関係を築けないのか

 先日、中宮北小学校での学校規模等適正化に関する説明会の報告をしましたが、そこでの早稲田大学教授の話が正確でないと教育委員会職員から言われましたので、もう一度メモを詳細に書き起こしました。ほぼこの通りの発言をしたと思います。
【説明会の発言より】
子どものことについてお話しさせていただきます。小規模になり、1クラスが30人をきり、25人になり、1クラス20人をきるということになれば人間関係がせばまってきてしまうことで、とっても教育上良くないと考えている。
 一昨年、校長を対象にした研修会の折に早稲田大学の教授が話をしたことだが、教育学部の子で、将来民間に出ていく子が就職活動をしていく中で、何社からも内定をもらってくる子どもと、全くいっさい内定をもらえない子と別れてしまったという話を聞かせてもらったことがあります。その教授がずっと観察していると、あるグループの子は授業も一緒、お昼ご飯食べるのも一緒、サークルやクラブも一緒、バイト行くのも一緒というグループの子。
 もう一つは授業は授業、お昼食べるのはお昼、バイトはバイト、サークルはサークル、それぞれのところで人間関係を作っている子。
 どちらのグループの子がどうなったかっていうのは明らかなように、固定されたグループでしか行動できない子どもたちっていうのは、企業面接、採用活動していっても、なかなか採用してもらえなかったということがその時説明してもらった。なるほどなぁ人間関係築いていくというのはとっても大切なことやと考えています。
 そんな中である一定規模以上の子どもたちが集まっている中で教育活動を受けていく、生活していくということは子どもたちにとって将来とっても大事なことやと考えているとこところです。
【のぐち意見】私は、この話をした教育委員会の職員に①この内定をとれなかった子どもたちは小規模校の出身なのかと質問しました。「それは確認していない」とのことです。②成人した大学生と成長過程にある子どもたちを一緒にするのは理解できない。③保護者に不安をあおるべきでない。④私も1学年28人の小学校を卒業したが人間関係を作れないと思っていない。④小規模校においても豊かな人間会計を作れる教育実践はいくらでも報告されている、などです。
 みなさんは、いかが思いますか。私はこの考えが教育委員会としての考えなのか確認して生きたと思います。

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