活動報告

代表質問 学校規模適正化について

のぐち:学校規模等の適正化についてです。
 現在、学校規模等適正化基本方針案に対するパブリックコメントが実施されていますが、まず、この市民の声が反映されるのでしょうか。方針案には対象校で実施した説明会の意見が反映されていません。説明会では、保護者から「小規模校で何も困っていない」「切磋琢磨の教育ではなく、一人一人に行き届いた教育を望む」という声ばかりでした。ところが、方針案には全くこの声が反映されていません。だから説明会の貴重な録音データを消去したのかと思うほどです。 今回のパブリックコメントも、結果公表予定時期を平成29年7月ごろとしています。文教委員協議会の説明では6月に方針を決定するとしていました。市民から寄せられた意見を公表する前に方針を決定する。方針には市民の意見を反映しないと言っているようなものではないでしょうか。
 今回の方針案も学校名は2校以外は明記されていませんが、よく読めば、統合対象校は答申で「早期」と示された小学校7校、中学校2校も特定することができます。結局答申どおりです。なぜ、市民の声を聞き入れないのでしょうか。市長は学校をなくしたいのか、それとも存続させるためにも、市長公約である3年生までの30人学級、6年生までの35人学級の拡大をしていくのか、お伺いします。
伏見市長:学校規模等の適正化について、お答えします。
現在実施していますパブリックコメントでいただいた御意見等を参考に基本方針を改定してまいります。
また、児童、生徒数の推移を踏まえた適正な学校配置等の見直しは、良好な学習環境を確保し、充実させる観点から必要な取り組みであると考えています。
 少人数学級編制のあり方につきましては、第5次総合計画における実行計画において、平成30年度に効果の検証を行うこととしており、それを踏まえ、子どもの学力向上に向け、より有効な手法を検討してまいります。

のぐち:学校規模等の適正化について、2回目の質問をさせていただきます。
市政運営方針では、多く施策を地域との連携で進めていくと述べられています。そして、コミュニティ・スクールについても言及しています。学校がなくなればどうなるのでしょうか、子育て世代が当然定住しなくなります。定住促進の重点施策からも逆行する統廃合はしないという方針を示すべきではないでしょうか。
先ほどのパネルにもありましたが、ここでは、市長は30人学級については小学校3年生まで1クラス30人以下の学級編制を実施しますという公約、実現に向け「検討中」と答えているわけです。実際にぜひこれを検討していただきたいと思います。
まず、この少人数学級の実施をすべきではないかと思いますし、先ほどの答弁の少人数学級のあり方を検討していくという、先ほどの市民への報告とは全く違うことを市長は言っているのではないかと思います。これについての見解をお伺いします。
市長2回目答弁:次に、学校規模等の適正化について、お答えします。
先ほども申し上げましたが、適正な学校配置等の見直しは必要な取り組みであると考えています。 また、少人数学級編制のあり方につきましては、子どもの学力向上に向け、より有効な手法を検討してまいります。

のぐち3回目要望:統廃合の学校規模の適正化ではなく、少人数学級の公約実施という質問に、30人以下の学級編制実現に向け、一方では検討するとビラでは言いながら、先ほどの答弁では少人数学級編制の効果を検討するという答弁でした。市長公約についての答弁では、将来的には取り組んでいくと、責任を持っていくという答弁でしたが、全く今の状況は違う状況になっています。将来的に少人数学級編制の拡充をするためにも、学校統廃合を前提とする学校規模適正化方針は撤回すべきだと申し上げておきます。

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