月別アーカイブ:2017年3月

代表質問 学校規模適正化について

のぐち:学校規模等の適正化についてです。
 現在、学校規模等適正化基本方針案に対するパブリックコメントが実施されていますが、まず、この市民の声が反映されるのでしょうか。方針案には対象校で実施した説明会の意見が反映されていません。説明会では、保護者から「小規模校で何も困っていない」「切磋琢磨の教育ではなく、一人一人に行き届いた教育を望む」という声ばかりでした。ところが、方針案には全くこの声が反映されていません。だから説明会の貴重な録音データを消去したのかと思うほどです。 今回のパブリックコメントも、結果公表予定時期を平成29年7月ごろとしています。文教委員協議会の説明では6月に方針を決定するとしていました。市民から寄せられた意見を公表する前に方針を決定する。方針には市民の意見を反映しないと言っているようなものではないでしょうか。
 今回の方針案も学校名は2校以外は明記されていませんが、よく読めば、統合対象校は答申で「早期」と示された小学校7校、中学校2校も特定することができます。結局答申どおりです。なぜ、市民の声を聞き入れないのでしょうか。市長は学校をなくしたいのか、それとも存続させるためにも、市長公約である3年生までの30人学級、6年生までの35人学級の拡大をしていくのか、お伺いします。
伏見市長:学校規模等の適正化について、お答えします。
現在実施していますパブリックコメントでいただいた御意見等を参考に基本方針を改定してまいります。
また、児童、生徒数の推移を踏まえた適正な学校配置等の見直しは、良好な学習環境を確保し、充実させる観点から必要な取り組みであると考えています。
 少人数学級編制のあり方につきましては、第5次総合計画における実行計画において、平成30年度に効果の検証を行うこととしており、それを踏まえ、子どもの学力向上に向け、より有効な手法を検討してまいります。

のぐち:学校規模等の適正化について、2回目の質問をさせていただきます。
市政運営方針では、多く施策を地域との連携で進めていくと述べられています。そして、コミュニティ・スクールについても言及しています。学校がなくなればどうなるのでしょうか、子育て世代が当然定住しなくなります。定住促進の重点施策からも逆行する統廃合はしないという方針を示すべきではないでしょうか。
先ほどのパネルにもありましたが、ここでは、市長は30人学級については小学校3年生まで1クラス30人以下の学級編制を実施しますという公約、実現に向け「検討中」と答えているわけです。実際にぜひこれを検討していただきたいと思います。
まず、この少人数学級の実施をすべきではないかと思いますし、先ほどの答弁の少人数学級のあり方を検討していくという、先ほどの市民への報告とは全く違うことを市長は言っているのではないかと思います。これについての見解をお伺いします。
市長2回目答弁:次に、学校規模等の適正化について、お答えします。
先ほども申し上げましたが、適正な学校配置等の見直しは必要な取り組みであると考えています。 また、少人数学級編制のあり方につきましては、子どもの学力向上に向け、より有効な手法を検討してまいります。

のぐち3回目要望:統廃合の学校規模の適正化ではなく、少人数学級の公約実施という質問に、30人以下の学級編制実現に向け、一方では検討するとビラでは言いながら、先ほどの答弁では少人数学級編制の効果を検討するという答弁でした。市長公約についての答弁では、将来的には取り組んでいくと、責任を持っていくという答弁でしたが、全く今の状況は違う状況になっています。将来的に少人数学級編制の拡充をするためにも、学校統廃合を前提とする学校規模適正化方針は撤回すべきだと申し上げておきます。

代表質問をしました

 3月7日に市長の平成29年度市政運営方針に対する日本共産党議員団を代表して質問しました。今回の代表質問では何回かに分けて報告していきたいと思います。まずは「市長公約」に対する質問と答弁です。
のぐち:市長は、公約の実現に向け、具体的な取り組みを着実に実施していく重要な年としていますが、例えば、少人数学級の拡充など、選挙時に約束していたことが、今回の市政運営方針や市長就任時の所信表明、あるいは市長が管理している公約事業一覧には書かれていません。ここで言う公約とは一体何を指すのか、選挙時に市民に約束されたことが公約ではないのか、見解をお伺いします。
市長:私自身が選挙時に掲げた公約については、枚方を変えたい気持ちから掲げたものであり、市長就任以降、事業効果や実施手法、財源面等の検討を重ねています。
私の任期中、また平成29年度に取り組む事業を所信表明や市政運営方針に掲げており、この実現こそが市民へのお約束であると考えています。

のぐち2回目質問:次に、市長公約について、2回目の質問をさせていただきます。
先ほどの答弁では、市長の選挙時に掲げた公約は、そのときの気持ちから掲げたということでありました。
ここで、議長にも許可をいただいたわけですけれども、市長の後援会が出された伏見市政だより11月1日現在というふうに書かれているわけですけれども、パネルを用意していただきましたけれども、大きくしました。(資料を示す)ここで市長は、市長に就任して1年が経過した。選挙公報に掲載した公約の進捗状況について市民の皆様に報告させていただきますと、このように書いて御挨拶もされています。ここでは、選挙公報のときに掲げた進捗状況が書かれているわけですけれども、それ以外にも、市長はプレス及びホームページでもたくさんの公約を掲げて、今度また年度内にホームページで公表すると。このように市長自身が言われているわけです。
ところが、先ほどの答弁では、これらの公約は市政運営方針や所信表明で掲げる事業の実現に変わってしまったと、このようにとられるわけですけれども、これではやっぱり有権者に対して、市民に対して大変無責任なことではないでしょうか。やはりきちっと市長として掲げた公約に対して、その実現、または進捗状況について責任を持つというのが必要だと思いますが、このことについて、市長の見解をお伺いいたします。
市長2回目答弁:市長公約についてですが、先ほども述べましたとおり、市民の付託を受けた立場として、本市のさらなる発展のためにも、所信表明や市政運営方針で掲げる事業等の実現に向けて着実に取り組んでいかなければならないと考えています。
なお、今回の市政運営方針に載っていない選挙時にお約束した公約につきましても、これは公約でございますので、しっかりと責任を果たしていきたいと思っております。

のぐち3回目要望:市長公約については、着実に取り組んでいかなければ、所信表明や市政運営方針で掲げる事業等の実現に向けて取り組んでいくんだということでありましたが、ぜひ市民の皆さんが期待した子育て支援の要望についても、しっかりとこたえていただきたいと思いますし、またこの間、質問してまいりました少人数学級などでは、この公約とは違う態度のようでもあります。少人数学級の沿線拡充のなどの公約に取り組む姿勢を早く市民に示していただきたいと申し上げておきます。