活動報告

須山町で集い

今日は昼から須山町で集いがあり、地域のみなさんから貴重な生活実態や要望を聞くことができました。特に、一人くらしの方が増えている、これは全市的にいえることかもしれませんが、そこでの様々な問題などを知ることができました。また、ここ数年の降雨ににより、地形にも大きな変化が生じていることです。これは日々そこで生活している人しかわからない話です。市として、きちんと調査しないと市民の安全が危ぶまれる事態が起こりかねないという問題です。とりわけ、鳥取での地震の発生で防災問題に話題が集中します。もし、今回のような地震が枚方で起きたらどうなるのか、常に検証していく必要があると思いました。道路の問題や環境問題、空き家問題など、貴重な意見を一つひとつ地域のみなさんと問題を共有しながら、議会で取り上げなければならない問題についてもあり、12月議会に向けて早くから準備しようと思いました。

台風16号が接近する中、一般質問しました

 一般質問3日目の9月20日、私は6番目、最後の質問でした。台風16号が接近する中で「暴風警報」発令されているもとで、午後1時45分からの質問になりました。
 1つ目の質問は地域防災計画について、過去の災害による被害状況を共有し教訓にするため枚方市 地域防災計画に掲載すること。オープンデータとして公開するよう求めました。これは熊本地震でも想定外と言う報道がされたけれど過去にさかのぼれば周期として起きたことも明らかになりました。枚方でも昔より住まわれている方は「ここは昔も大きな被害にあった」と言い、新しい住民の方はこれまでにない被害だと、異なる感想をよく聞きます。宮城県仙台市などでは災害想定の基礎データとして記載しています。
 市の答弁は地域防災計画は、今後想定されている災害に対する予防・対策を推進することに重点をおくことが重要であるとの考えから、災害履歴については資料編での掲載としている。
 一方で、過去の災害履歴をオープンデータとして公開することについては、更なる周知・啓発の観点から取り組んでいくというものでした。
 地域防災計画の中で社会福祉施設の役割を明確にするよう求めた質問では、「連絡網の整備等に努めていただくよう明記し啓発に努めている」という答弁でした。私は、今被害が発生したグループホームのある岩手県岩泉町防災計画において各種計画の作成と提出が書かれていたが、実態が伴っていなかったということです。本市においても今一度徹底していただきたいし、少ない職員体制の改善や支援も必要だと要望しました。
 防災計画の3点目では、この間、災害発生時に避難所に行けないケースが全国で発生しています。
枚方でも指定避難所に行けない方が多くいます。地域と協議して、指定補助避難所や地区避難所を設け、その運営主体や備蓄、物資供給体制などを防災計画の中に明確に示していくべきだと求めました。
 答弁は「補助避難所や地区避難所といった指定外避難所については、地域に運営を委ねたいという考えから、地域防災計画の中に記載をしておりません。しかしながら、枚方市避難所運営マニュアルで指定避難所以外に避難されている方についても、状況を把握し、災害対策本部に報告することと明記しており、災害の状況に応じ、指定避難所を拠点にしながらも必要な支援は行うべきであると考えている」
というものでした。
 私は、補助避難所は第一次指定避難所に行けない人を受け入れる避難所として、市有施設で市が責任をもって地域役員と協力して運営するなど位置づけるべきだ。枚方でも指定避難所に行けない方が多くいます。ある地域が実施した防災問題を考えるアンケートでは、避難所が遠い、急斜面の上にあり登れない、坂道を上るのが困難などの理由で指定避難所に行けないと答えた方が多くいました。地域でも大きな課題になっている。地域の皆さんの意見を聞いて指定避難所、補助避難所、地区避難所の位置づけを明確にしていくべきだと要望しました。
 学校規模等適正化について
 私は中宮北小学校、高陵小、明倫小、山田小、山田東小、山田中学校、交北小学校の説明会にこの間、出席してきました。その説明会では、学校統合に反対の意見が多く述べられました。説明会は教育委員会が審議会の答申を説明し、保護者や地域のみなさんの質問や意見を聞く場なので、私は何も発言しませんでした。今回はその説明会を聞いていいて、市議会の場で聞いておくべきことを何点か質問しました。その一つは、説明会で出された統合に反対し、学校を失くさないでという意見を教育委員会はどのように受け止めているのか。②最初の説明会は6月26日の中宮北小学校でした。すでに3か月近くが経過するのになぜ議事録が公開されないのか。③小規模校は教員数が少なく学校運営に支障が生じていると説明していましたが、教育委員会としてどのように対処するのか。④答申で「早期」していたものを、児童数の推移を見る必要があると説明する場面が何度もありました。具体的に答申とは異なる方針を示していくつもりなのか。⑤通学路の安全対策について。⑥学校敷地の跡地問題。⑦小中一貫校(施設一体型)のメリット・デメリットについて検証が不十分であると説明会で答えていましたが、今後はどのような検証するのか。⑧学校規模等適正化審議会は間違った情報をもとに審議していたわけですからもう一度やり直すべき。⑨教育委員会の方針案ができた時点で説明会を開催した学校で、教育委員会として説明会を開催せよ。最後に市長の見解を求めました。
①に対する答弁は「この間の説明会では、ご指摘のような厳しいご意見等もございましたが、真摯に受け止め、ご理解をいただけるよう取り組んでまいります」
②は「議事録につきましては、校区コミュニティ協議会やPTAに公開の可否を確認したうえで、公開してまいります」
③は「小規模校への支援につきましては、学校とも連携する中で対応に努めてまいります」
④に対する答弁は「学校規模等の適正化につきましては、基本的には審議会答申を踏まえた対応を行っていく必要があるものと考えております。また、学校統合の方策としましては、今後、答申において「できる限り早期」に実施することとされました、高陵小学校と中宮北小学校の方策に特化いたしまして、取り組んでいくこととしたいと考えております。この他の取り組み方策につきましては、今後の児童生徒数の推移を注視するとともに個々の課題への対応を検討する中で、5年程度を目途として、改めてお示ししていくことを考えております」
⑨は「基本方針案策定後の説明会の開催につきましては、今後、検討してまいります」
最後、市長は「適正化につきましては、保護者や地域の方々のご意見をお聞きしながら、基本方針を改定してまいります」と答弁しました。
私が行なった質問の主な項目です。今後順次報告させていただきます。
1.地域防災計画について
2.枚方市のまちづくりの今後について
(1)都市計画マスタープランについて
(2)枚方市駅周辺再整備について
(3)総合文化施設について
(4)大学とまちづくりについて
3.学校規模等適正化について
4.市役所の人権意識について

一般質問します

 9月定例月議会の一般質問が明後日から始まり、その前段の当局とのヒアリングが大詰めの段階です。我が議員団の一般質問予定は別添のとおりですが、私は連休明けの20日(火)7番目、おそらく時間にすれば3時から4時の間だと思います。もし、傍聴に来ていただけるなら一般質問の進行状況を聞いてから来ていただくとありがたいです。
 私の質問では①地域防災計画では、多発する自然災害に対してどのように防災強化していくのか ②枚方市のまちづくりではこれからの枚方の今後10年間、それ以降のまちづくりの方向性を都市計画マスタープランや市駅周辺再整備を中心に質問します。また総合文化施設や大学と街づくりについても質問します。③学校規模適正化については、この間の説明会で課題になったことについて 最期に市役所の人権意識について質問します一般質問表

伏見市長の政治姿勢が問われる9月議会初日 骨抜き自己満足の政治倫理条例

9月8日から10月19日までの日程で9月定例月議会が始まりました。
初日は各会計の27年度決算の報告や一般議案が審議されました。
議案第34号 枚方市長の職務に係る倫理に関する条例の制定について
 これは市長が公約していた倫理条例を提案しました。これは市長が選挙戦で「市長の政治団体が利害関係者から多額の献金を受け取っていた」と批判し、公約したものです。ところが提案された条例は全くの骨抜きです。我が党議員団は下記の反対討論を述べてこの議案に反対しました。
所信表明で市長は「市長という地位を利用して金品の授受や飲食の供応などを受けるようなことはあってはならないことだと考えており、私自身、決してすることはありません。」と述べるとともに、「公正で公平な市政運営を担保するためには、制度としての条例化を含めて、市長の政治倫理の保持の仕組みを構築することが必要との見解を述べてこられました。
当然、提案される条例は市長の政治倫理に関する条例を提出されるのだと理解しておりました。市長が自ら先頭にたって律することは重要なことで、このことを否定するつもりは一切ありません。
しかし、驚いたことに提案された条例は伏見市長その人にだけに適用するものでした。これは極めて無責任ではないでしょうか。
また、条例の中身も政治倫理条例となっていません。
第1に、第3条第5項の政治活動に関する寄付についてです。道義的批判を受けるおそれのある寄付は受けないとのことですが、おそれがあるかいなか、判断するのは市長自身だと答弁し、かつ、その判断基準も市民の前に明確に示すと述べられませんでした。これでは条例を制定する意味がありません。
加えて、条例では後援団体を省かれています。市長の政治資金を管理する後援団体を対象にしないのであれば何のために条例をわざわざ制定するのか意味がありません。
第2に、職務関連犯罪により逮捕または起訴されながら、なお市長の職にとどまろうとする際の市長の説明責任とその手続きを規定した政治倫理条例にあるべき内容がありません。市長は当然ながら説明すると述べられましたが、ならば規定すべきではないでしょうか。
第3に、市民の調査請求のハードルが極めて高いことです。他市では50人以上の連署でもって請求が可能とされていますが、枚方では50分の1、28年6月現在では6780の連署とともに疑惑を証明できる書類が必要とされています。積極的に疑義をはらす態度を示すものになっておりません。
市長の倫理に関する条例は必要ですが、本条例はただいま述べたように実効性に乏しく制定の意味をなさないため、これでは賛成できないと述べ討論と致します。

小中一貫校(施設一体型)は検討中。山田東小の統合は「早期」でなく「児童数の推移をみて」

学校規模等適正化答申に関する説明会ー子ども、地域の大切な学校の未来を 勝手に決めないでと切実な声、次々とー
 学校規模等適正化に関する説明会が6月26日の中宮北小学校から始まり、30日に西牧野小、7月2日は高陵小、5日が明倫小、8日に招提北中学校、11日には山田小、14日に東香里小、17日には樟葉北小学校でと開催されてきました。
 議員団からのぐち議員が中宮北、高陵、明倫、山田小学校に、松岡議員が西牧野小学校、招提北中学校、楠葉北小学校に、つつみ議員が東香里小学校の説明会に出席し、保護者、地域のみなさんの意見を聞いてきました。
 今回の説明会は、学校規模等適正化審議会が3月に発表した「枚方市立小・中学校の配置等の適正化について」の答申を説明する目的で開催されています。

参加者から答申撤回の声も
 そもそも、議員団は答申を出す前に各学校・地域の意見を聞くべきだと求めてきました。しかしインターネットアンケートを実施しただけでした。その結果、保護者や子ども、地域のみなさんの生の声、各学校の歴史や条件、学校の実態がまったく反映されていないため、説明会では当事者である保護者や地域の方から、「答申」に納得できない、理解できないという声が多く出されています。
 特に、中宮北、明倫、山田小学校では、参加者から答申の撤回や反対する意見が集中しました。
 地域の避難所はどうなるのか、校区コミュニティーがどうなるのか、見守りや地域での子育てはどうなるのかという事も質問しても答えがないので、市民はますます不安になる一方です。
 説明会では、教育委員会職員が、「新しい学校を建てるためにお金がいる。統合後の跡地を民間に売却してあてることも考えられるとか、小規模の学校では、先生の当たりはずれがあっても、クラス替えがないと、そのままになる。教師としても、小さな学校に来てしまったと言う思いもある。統合でクラス数が増えれば、劇的に教育条件が変わる。」など市民が誤解するような発言も相次いでいます。

小中一貫校(施設一体型)は検証中
 山田小学校での説明会で「小中一貫校になれば大規模校になる、どのようになるのかわからない」という質問がありました。
 教育委員会は、実施時期について「早期」とあるが、実は小中一貫校(施設一体型)については、先進事例を視察に行っている。ただ枚方市の教育委員会として小中一貫教育は今年度から始めている。いろんな課題を整理している状況であり、施設一体型についてはもっと我々も勉強しながらメリット・デメリットについてさらに検証する必要があると、答弁しました。
 このような状況の中で、なぜ、施設一体型の答申が出たのか、疑問です。
 この説明会は審議会の答申を説明する場ですが、参加者から様々な質問が出されます。
 多く出されたのは通学路の問題です。通学距離が2.2kmになり、大人の足で40分、1年生では1時間かかる、全国一暑い枚方で子どもに1時間も歩かせるのか、これまでは地域の見守りがあったが、どうなるのか、安全対策は大丈夫か、子どもを心配する声が多く出されました。通学区域の変更で小規模校の解消ができるという意見も多く出されました。(以上は7月23日号の枚方民報記事、20日の午前中執筆です)

山田東小学校説明会で新たな展開(ここからは20日夜執筆です)
第1の新たな展開
参加者からの「いきなり一貫校になるのではなく、いったん交北小学校に統合してからという方法もあるのではないか」という質問に対し、課長は「交北小学校に統合してから検討するという方法もあると考えている」と答弁がありました。

第2の新たな展開 小中一貫校(施設一体型)・山田小の統合は児童数の推移をみて
 小中一貫校(施設一体型)については教育委員会としてメリット・デメリットをまとめ切れていない状況であり、検討していきたい。
 山田東小の統合については、答申では「早期」とあるが、教育委員会としてはもうちょっと時間をかけて検討していく今後の児童数の推移を見ていく、児童数が増えれば統合はなくなるという説明をしていました。これは初めて聞きました。

第3の新たな展開 通学路は2キロ以内に
 通学路についても、山田東小の場合、交北小学校までは最長で須山町81番付近の方が1.8kmになります。参加者からは学校が遠くなる、歩道が整備されていない、危険になるなどの意見が多く出されました。小学校1年生など小さい子は身長が小さく地面に近い、枚方は全国でも有数の猛暑地で朝はお茶があるけど、熱い盛の時間に帰ってくる子どもが熱中症になるなど心配の声も出されました。
いつも文科省が通学距離4キロ以内だという基準を出して説明していることに対して、参加者から「文科省が4キロ以内で子どもがストレスがないとしているのは小学校5年生と中学2年生を基準にしている。小さい学年の場合はこれに当てはまらない。小さい子も4キロ以内でよいとする説明はすべきではない」と指摘がありました。これに対して教育委員会は、認めるとともに「今後は4キロ以内という説明はしない」と回答するとともに「枚方市の場合は通学距離は2キロ以内としている」と説明がありました。これもびっくりです。こんな説明はこれまでの説明会で一言もしていません。隣に座っていた山田小学校区から参加していた方が「そうすると山田小学校の場合は交北小学校までの最大距離が都丘町38番付近から2.2キロあり、200メートルも文科省の基準を超えている」と驚くと共に怒りの声をあげていました。

小規模校の子どもは人間関係を築けないのか

 先日、中宮北小学校での学校規模等適正化に関する説明会の報告をしましたが、そこでの早稲田大学教授の話が正確でないと教育委員会職員から言われましたので、もう一度メモを詳細に書き起こしました。ほぼこの通りの発言をしたと思います。
【説明会の発言より】
子どものことについてお話しさせていただきます。小規模になり、1クラスが30人をきり、25人になり、1クラス20人をきるということになれば人間関係がせばまってきてしまうことで、とっても教育上良くないと考えている。
 一昨年、校長を対象にした研修会の折に早稲田大学の教授が話をしたことだが、教育学部の子で、将来民間に出ていく子が就職活動をしていく中で、何社からも内定をもらってくる子どもと、全くいっさい内定をもらえない子と別れてしまったという話を聞かせてもらったことがあります。その教授がずっと観察していると、あるグループの子は授業も一緒、お昼ご飯食べるのも一緒、サークルやクラブも一緒、バイト行くのも一緒というグループの子。
 もう一つは授業は授業、お昼食べるのはお昼、バイトはバイト、サークルはサークル、それぞれのところで人間関係を作っている子。
 どちらのグループの子がどうなったかっていうのは明らかなように、固定されたグループでしか行動できない子どもたちっていうのは、企業面接、採用活動していっても、なかなか採用してもらえなかったということがその時説明してもらった。なるほどなぁ人間関係築いていくというのはとっても大切なことやと考えています。
 そんな中である一定規模以上の子どもたちが集まっている中で教育活動を受けていく、生活していくということは子どもたちにとって将来とっても大事なことやと考えているとこところです。
【のぐち意見】私は、この話をした教育委員会の職員に①この内定をとれなかった子どもたちは小規模校の出身なのかと質問しました。「それは確認していない」とのことです。②成人した大学生と成長過程にある子どもたちを一緒にするのは理解できない。③保護者に不安をあおるべきでない。④私も1学年28人の小学校を卒業したが人間関係を作れないと思っていない。④小規模校においても豊かな人間会計を作れる教育実践はいくらでも報告されている、などです。
 みなさんは、いかが思いますか。私はこの考えが教育委員会としての考えなのか確認して生きたと思います。

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